事業紹介

セネガル川流域灌漑稲作生産性向上プロジェクト/セネガル川流域コメバリューチェーン強化プロジェクト

  • セネガル
  • 農業開発/農村開発
プロジェクト期間:
2016年5月-2021年12月/2022年2月- 

セネガル共和国(以下、セネガル)における農業セクターは、GDPの約15%(世銀、2019)を占め、全労働者のうち約29%が従事する(世銀、2020年)、重要な産業の一つです。特に同国の主食の一つであるコメの増産は農業セクターにおいて重要な課題となっています。セネガルは西アフリカ地域の中でも有数のコメ消費国ですが、国産米の供給量は国内需要量の伸びに追い付いていないため、コメの供給を輸入に頼っている状況です。セネガルの稲作振興及びコメ自給の達成は、同国の経済及び食料安全保障の両観点から重要な課題となっています。

北部セネガル川流域地域は、セネガル川の豊富な水資源に支えられ灌漑稲作が広く行われており、国内有数のコメ生産拠点となっています。セネガル政府も同地域をコメ生産の戦略的拠点として位置づけており、PRACASにおいては籾生産目標の約60%を北部セネガル川流域地域が担う計画としてきました。

セネガルの稲作重点地域の一つである北部セネガル川流域地域において更なる稲作振興を達成し、ひいては同国のコメ自給達成に貢献しています。