事業紹介
中央プラトー地方給水施設管理・衛生改善プロジェクト/村落給水施設管理・衛生改善プロジェクトフェーズ2
- ブルキナファソ
- 水資源・防災
- プロジェクト期間:
- 2009年6月-2013年6月/2015年9月-2020年3月
ブルキナファソでは、国土の多くが乾燥帯に属し、乾季の訳8か月間はほぼ雨が降らないため、飲料水の確保が大きな課題となっている、同国政府は2030年に向けた給水と衛生に関する国家プログラムを策定し、2030年までにすべての人が安全な水へアクセスできることを目標に事業を実施している。安全な水へのアクセス率の向上など一定の改善はみられているものの、持続的な給水施設維持管理システムの定着は、同国の給水セクターにおける大きな課題の一つとなっている。このため同国政府は、村落部における給水施設の維持管理システムの改革(REFORE)を決定し全国での適用を進めていた。
「中央プラトー地方給水施設管理・衛生改善プロジェクト(PROGEA)」は、中央プラトー州におけるREFORMEの実施と普及、適切な衛生行動の実践に貢献するプロジェクトとして実施され、同州の村落において水利用者組合が設置され、組合に対する維持管理活動のための研修が行われた。併せて水利用者組合の活動を支えるために地方自治体(コミューン)やポンプ修理業者などへの能力強化、コミュニティや学校における衛生啓発・教育活動も実施され、中央プラトー州全体においてREFORMEの適用化図られた。
その後、給水施設維持管理システムの全国普及・定着のため、同プロジェクトで使われた「PROGEA手法」(REFORMEの主要アクターに対する能力強化や衛生啓発・教育活動)を活用した展開を目指して、「村落飲料水管理・衛生改善プロジェクト(PROGEA2)」が実施された。PROGEA2では、運営維持管理の研修マニュアル整備や地方部の普及担当者の育成、水利用者組合やコミューンの給水担当者の能力強化、衛生行動改善の啓発・教育活動、公共衛生設備整備・維持管理の能力強化などの給水施設維持管理システム普及実践への取り組み、適切な公共給水サービス管理を全国に普及定着させるための政策立案支援を行った。