事業紹介
水技術機構(EWTI)研修運営管理能力強化プロジェクト
- エチオピア
- 水資源・防災
- プロジェクト期間:
- 2017年6月-2024年3月
エチオピアでは、多くの人が安全な水と衛生施設へのアクセスから取り残されています。日本は1970年代から給水施設の建設、1998年から水分野の技術研修・訓練を担う水技術機構(EWTI)の設置を通じ4,000人以上の技術者育成を支援してきました。この協力では、EWTIにおいて研修管理能力を向上し、トレーナーの指導能力を向上させることで、戦略的かつ継続的な水道技術者の育成に貢献することを目指してきました。
プロジェクトでは「研修運営管理ガイドライン」を策定して研修運営管理の標準化を促進しました。また、自主学習促進型の研修方法と手順を標準化した教材を作成し、研修効果の向上を図りました。プロジェクト期間内に全ての研修コースにこの標準が採用され、ガイドラインに沿った研修運営が実施されるようになりました。2019~2020年には、EWTI主動でマラウィとナイジェリアからの研修生を受け入れ、掘削技術及び電気機械整備の技術研修を実施し成功を収めました。コロナ禍では、新たな研修の方法としてEラーニングと対面型を組み合わせたハイブリッド方式の研修を試験的に導入し、EWTIの新たな可能性を広げることに貢献しました。